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そうめんを夏の風物詩にしているから日本は夏バテ帝国なのだ

暑い日はそうめんが食べたい…、というかそうめんくらいしか食べたくないという人も多いでしょう。


「なにか食べないとカラダがもたない…っ…!!」という思いでそうめんを選択するのでしょうが、実はその行為はさらに夏バテを悪化させていることとなっているのです。


しっかりそうめんをたべていても夏バテが治らないのはなぜでしょうか。

そして夏バテにならないための、または夏バテから回復するための食事とはどういうものでしょうか。



夏バテはなぜ起きるのか?あなたはその共犯者!!

夏バテは食欲低下から

夏バテの正式な定義は存在しないようですが
「夏の暑さの影響で食欲が低下してエネルギー不足になり、だるさなどの症状があらわれていわゆるバテる状態になること」
といったところでしょう。


通常、エネルギー不足を解消するためには食事を摂れば良いわけですが、食欲が落ちて満足に食べられないため一向に改善できずに悪循環。

このサイクルからわかるように、夏バテのはじまりは食欲低下から起こります。


ではなぜ暑いと食欲がなくなってしまうのでしょうか。


食欲がなくなる原因

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食欲に影響するものは様々あります。

その中でも夏の暑さが食欲低下の引き金となりえるのが以下の二つです。

①.高い気温と強い冷房の激しい寒暖差
②.冷たいものの摂りすぎ


■①.高い気温と強い冷房の激しい寒暖差■

暑いところとクーラーの効いた寒いところとの温度差の急激な変化をカラダがくり返し受ける。

自律神経のバランスが乱れる

消化機能が低下

自律神経とは人間の無意識下ではたらいている神経のことで、循環器・消化器・呼吸器など生命活動に欠かせない部分を24時間コントロールしています。

正常な状態では活動時には交感神経が、安静時には副交感神経が優位にはたらいています。


消化機能・食欲もこの自律神経の影響をおおいに受けており、交感神経が優位になると消化機能は抑制されます。

この交感神経は寒暖差を含めたさまざまなストレスにより優位になりやすくなります。


夏が関係するストレスといえば熱帯夜による睡眠不足も含まれるでしょう。



■②.冷たいものの摂りすぎ■

暑い日が続く

冷たい飲み物を一気に飲む。アイスなどの冷たいもの頻繁に食べる。

胃腸の温度が下がり、消化機能が低下

胃腸が冷えることで血流量が低下し、消化機能の低下を起こします。

摂る飲食による内部からの冷えと、強い冷房に長時間あたる外部からの冷え、そしてこの両方である場合もあるでしょう。


また、①により交感神経が優位になることでも血管が収縮して血流が少なくなります。



以上のように、強い冷房と冷たい飲食物の影響が夏バテの大きな原因になっています。

「暑さに負けないように」と良かれと選んでいる冷たい飲食物は、自らを夏バテへの道へと進ませてしまっているのです。



そうめんで夏バテが悪化する理由

そうめんで得られる栄養は糖質

そうめんは『小麦粉』が原材料です。その『小麦粉』はもちろんほとんどが糖質です。

そしてそれをつゆにつけて食べます。その『麺つゆ』はしょうゆとだし以外は砂糖やぶどう糖果糖液糖などの糖質が主成分です。


つまりそうめんを食べるときには、ほとんど糖質のみを摂っていることになります。薬味や付け合わせは量も少なく、食べたとしてもたいした栄養素は得られません。

もちろんこれはそうめんに限らず、ざるそばやうどんなどでも同じことです。


糖質はカラダのエネルギーになるはず。

なのになぜ食べていても夏バテが治らないのでしょうか。


糖質だけではエネルギーにならない

一般に糖質はカラダのエネルギー源といわれますが、大切な栄養素が不足した状態では実は糖質からエネルギーを得ることができません。

糖質(ブドウ糖)からエネルギーを得るまでにはビタミンB1を中心としたビタミン群や、鉄を中心としたミネラル群が必須だからです。


ふだんであれば米・麺といっしょにおかずも食べるので必須栄養素であるたんぱく質や脂質、ビタミンやミネラルがある程度は摂取できます。

しかし、そうめんだけ食べているのは白米だけ食べてごちそうさま、何もつけない素の食パンだけで食事を終わらせるのと同じようなもの。


こんな食事からは大切な栄養素は全くと言って摂れていません。


こういった食事が連日続いていると、栄養不足そしてエネルギー不足になって当然なのです。


追い打ち、そして悪循環

夏バテが一向に改善されなくても、夏の暑さは非情にも続きます。


食事は摂れないのに暑いからジュースやアイスはガンガン。言うまでもなくこれらも糖質のかたまりであり、そしてほかの必須な栄養素は無に等しいです。(アイスクリームは脂質を多く含む場合もあり)

エネルギーとして使えない糖質を摂りさらには冷たいもので胃腸にさらにダメージを与える。


こうなってしまうと食欲回復も見込めず、負のスパイラルへとおちいってしまうことでしょう。



こんな生活なら夏バテ知らず!!

胃腸の冷えを避ける

さっぱりと涼しくなりたい気持ちはよくわかりますが、これまでの説明からわかるように漫然と冷たいものばかりを摂っていては胃腸機能を弱らせてしまうだけです。


暑い環境で熱いものを食べるのはつらいですが、涼しい環境であるならばなるべく温かいものを摂ろうとする意識を持ちましょう。

最近ではコンビニにも冷やしていない常温の水やお茶が置かれています。

冷たいものを飲む場合でも一気には飲まずに少しずつこまめに分け、急激に胃腸を冷やさないように意識しましょう。


内側だけでなく、外側からも冷えないように防ぐことも大事です。

「おなかを冷やすな」とはよく言われたもので、クーラーで冷えすぎないようにする意識も大切です。


摂るべき栄養を知る

人間にとって大切な栄養素はたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルです。

これは夏バテのあるなしに関係ないことで、糖質にかたよった食事は栄養不足なのです。そのことを理解し、ふだんから食事を意識することです。


とはいっても夏バテで食欲がない状態で「肉を喰らえぃ!」といわれてもなかなかきびしいものでしょう。

そこで大活躍の食材が『卵』です。

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良質なたんぱく質・脂質のみならずビタミン・ミネラルも幅広く含んでいます。

『卵は1日1個まで』というのは間違えられた古い常識です。栄養豊富で安価である卵は、普段から積極的に摂りたい食材ですね。


食欲の出ない時には沸かしたみそ汁に卵を混ぜ入れて、かきたま汁。

これならば食欲がない状態でもカラダにじんわり沁み込んでくれます。

胃腸をあたため、塩分・水分の補給の役割もバッチリ。


他には『豆腐』も食べやすくて役に立つでしょう。

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みそ汁の具にしてもいいし、レンジであたためてしょうゆやめんつゆをかけるのもおすすめです。


これらは夏バテだけでなく、発熱で食欲がなくなった時にもおすすめのメニュー。

これらを食べて栄養を摂り、少しずつ食欲が出てきたら魚・肉も積極的に食べると良いでしょう。



そうめん?食欲があって他のもので栄養がしっかり摂れているときにでも食べたらいかがですか。




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