taisha


わかりやすくて深い。たとえの技術

自分のいちばん身近で起きていることなのに、難解がゆえまるで別世界のことのように思えてしまう『カラダの中のこと』を、軽快な物語で繰りひろげます。


深い眠りにおとしめようとしてくる生化学や生物学の教科書のとっつきにくい内容を、これでもかっていうくらいのたくさんの『たとえ・擬人化』を使ってとても親しみやすく頭にすっと入るように調理されています。

目に見て確認することができないことだからこそ、たとえや擬人化を巧みにあやつりビジュアルとして理解しやすいようにしている筆者の意図がうかがえます。


たとえば、化学反応、質量保存の法則を『学級クラスの班決め』にたとえて説明を展開していったり、
酵素のことを

『専門職を身につけている数千人の小人たち』と擬人化しています。

一気に可視化されますね。


また、表現のしかたもとてもおもしろいです。

例として、
『生きている』の定義とはなにか、
という題のなかで
『分子レベルで「変化しないように変化している」というのが「生きている」状態の大きな特徴である。』
とまとめています。おもしろくないですか?



いちばんはじめの文からしてこれですからねw
いきなり惹きつけられました。

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幅広い層におすすめできる本

この本は今まさに生化学を勉強している学生にとって、教科書と並行して読む副次本として最適でしょう。

教科書だけでは頭に入りにくい部分を、かなり補ってくれるはすです。


また、まったくそういったことに触れてこなかった人にとっても、栄養や食事について考えるいいきっかけになるはずですし、
すでに生化学を習っていて理解した(気になっている)私のような人にとっては理解をさらに深められるものになることでしょう。


ちなみに筆者は『新しい創傷治療』の夏井睦せんせいが「生化学の師匠」と仰ぐ方です。


まだすべて読み終えていませんが、読了したら改めて記事にしたいと思います。



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